おしゃれ感UPの生地【リネン、麻】特徴・種類・選び方を解説します。

リネン服作りの基礎

こんにちは!

”ただ服をつくる”のいづみです。

Youtubeで洋裁を紹介しています。

パンツやシャツ、ワンピースなど

自分の好きな服を

好きな生地で作れるように

コツコツ学んでいきましょう。

今回は、生地についてのお勉強です。

生地選びは楽しい工程でもあり、

その反面ちょっと難しい

工程でもありますよね。

少しづつ勉強して、作りたいものに

合わせて生地を選べるようになりましょう。

今回は、”リネン”つまり麻生地を

解説します。

一言に”リネン”といっても

実はいろんな種類があるんです。

「麻はシワになるのが嫌」

という方もいらっしゃると思いますが

解決方法も紹介しますね。

どんなリネンがあって、

何が違うのか、

初心者が選ぶときのポイント

なんかを紹介していきます。

リネンは上手に使うと高級感の漂う

素敵な服に仕上がるのでぜひご覧ください。

「おしゃれな服を作りたい」

「麻って何がいいの?」

「麻のシワになりやすいのが嫌」

「生地について勉強したい」

という方におすすめの記事です。

ぜひ、ご覧ください!

麻生地(リネン)の紹介

春夏におすすめの麻

なぜ、春夏に麻(リネン)が

おすすめかというと、

単純に麻が涼しいからです。

生地自体が冷たいから涼しいというより、

”涼しく感じる”という感じです。

どういうことかというと、

麻って植物が原料なんですが

その繊維自体が通気性もあって

硬くて伸びにくいんですって。

だからその繊維を使って生地にすると、

ハリのある生地に仕上がるんです。

綿の生地は逆に、クッタリと柔らかで

身体に馴染む感じがありますよね。

麻は、生地自体にハリがあるので

汗をかいてもべたっと肌に張り付かない。

だから涼しく感じるんです。

麻の大きな特徴として、

1,吸水性に優れている

肌にペタッとくっつかずに、

汗をかいてもさらっと快適な着心地が続きます。

2,保温性に優れている

実は涼しいだけでなく、

繊維の中が空洞になっていて

そこに空気を包んでいるため、

程よく保温性があります。

少し肌寒いくらいなら暖かな服になります。

これは意外ですよね。

3,繊維自体が汚れにくく丈夫

なぜ、汚れにくいかは私も詳しくないのですが

繊維自体に”ペクチン”という

成分が入っていて、それが汚れを染みにくく

しているそうです。

そして、綿よりも丈夫で

汚れてもゴシゴシ洗濯してもへっちゃら。

長持ちする生地

というのがあげられます。

夏によく売られているイメージの、

リネンシャツは独特の風合いが

”おしゃれ”ということもありますが、

着てみると実際に涼しいんですよ。

私も暑くなってくると、

そろそろリネンシャツの出番だなーと

感じます。

リネンはシャツなどのトップスのイメージですが

パンツにもおすすめ。

この後で詳しく紹介しますが

生地の選び方が分かればパンツにも

すごくおすすめです!

麻のパンツがあると、

夏にジーパンとか暑すぎて

着れなくなっちゃいますよ。

麻生地の種類

「よし!じゃあ早速生地屋さんで、

麻の生地を探そー!!」

とお店に行くと挫折します(笑)

実は”麻”は”麻”でも、

いろんな種類があるんです。

リネン

一番有名なのがリネンですかね。

麻=リネンと思っている方もいると思いますが

半分正解で半分間違い。

リネンは、作られた場所によってブランディング

されています。有名なのが

アイルランドで作られている

「アイリッシュリネン」

とかがありますよね。

繊維が細くて短いのが特徴で

麻の中でも柔らかくて

肌触りの良い生地です。

ラミー

ラミーは日本名で、「苧麻(ちょま)」というんですけど

日本の工芸品の麻織物はこの苧麻を

使っていることが多いんです。

沖縄の宮古上布とか、八重山上布とかがそうなんですけど、

昔から麻を着て涼しさを感じていたんだなーと

思いますよね。

ラミーの繊維はリネンに比べると

太くて長いのが特徴で、

リネンに比べるとハリやコシがあります。

ジュート(黄麻)、ヘンプ(大麻)

ジュートは麻袋とかに使われたり、

ヘンプは紐とかロープに

使われることが多いですね。

たまにあの質感を楽しむ服もありますね。


何となくお気づきかと思いますが、

リネンは種類によって

触り心地とか硬さが違うんです。

私は、服を作るなら

リネンかラミーが良いと思います。

ということで

先日、リネンを大量購入してきました。

生地の厚さ

動画でも紹介していますが

生地の厚さは番手で表されています。

数字が小さいほうが、厚い生地で

数字が小さいほど薄手の生地になります。

8~14番手くらいの生地は厚手

服よりもバッグとかにするのが良いかと思います。

25〜40番手くらいの生地は中厚手の生地です。

中でも25番手くらいの厚さがあると

割としっかりした生地で

透けにくいのでパンツや

スカートにしても良いかなと思います。

ワンピースにしても良いですね。

万能な厚さかと思います。

60番手くらいになると、割と薄い感じの生地になります。

シャツ、ブラウスを作るのに向いています。

デザインによってはスカートなんかもいいですね。

ただ、リネンやラミーで

”服を作る”

と言うことを考えると欠点が2つあります。

麻生地のデメリット

縫いにくい

麻生地は良いところがたくさんあるのですが、

実は、慣れるまでちょっと縫いにくいんですね。

生地にハリがあると前半でお話ししましたが、

ハリのある生地同士を合わせて縫うと、

生地が逃げやすいというか、

ずれると言うか。。。

「真っ直ぐ」や「カーブ」が

思ったように縫いにくいことがあります。

縫い方のコツはこちら

シワになりやすい

麻の生地は、シワになりやすいという

特徴があります。

上質なリネンはシワになりにくい

ものもあるのですが、

値段が高価です。

シワになりやすい、なりにくいの

判断基準として値段が一つあります。

1mあたり1500円くらいする

リネンでしたら”シワ”になりにくく

”シワ”もいい感じのナチュラルな雰囲気

の一つとして感じることが出来る

生地のことが多いです。

でも、1mあたり1500円の生地というのは

結構高価な方ですよね。

まだ服作りを始めたばかりの方が使うには

少し勇気のいる値段だと思います。

そこで、初心者の方には

最初は綿と麻が混ざっている

”綿麻生地”というのおすすめします。

綿と麻の良いとこどり!綿麻生地

綿はふんわりと柔らかで

シワになりにくい性質があります。

縫いやすく扱いやすいので、

初心者の方にもおすすめです。

そんな綿と麻が合体すると

最強になります(笑)

まあ、最強かどうかは置いておきますが、

綿麻生地というのは

リネンの涼しさ、雰囲気を保ちつつ

縫いやすくシワになりにくい。

おまけにリネンよりも価格を安く

購入できるというオススメの生地です。

私がこの動画で紹介している生地は、

綿と麻どちらも50%づつ

使われている生地で、

生地幅が110cmで1mあたり1280円でした。

生地の厚さは、20番手の生地です。

さっきも紹介しましたが、

番手というのは生地の厚さというか

使っている糸の太さを表しているのですが、

基本的に数字が大きいほど薄く

しなやかな生地になります。

80番、100番なんていうのが薄手になります。

ですので20番というのは厚めの方の生地で

割とハリがあって、

シャリ感も感じることができる生地です。

シワ加工のされている綿麻生地

この動画で紹介している生地は

生地幅105cmで、1mあたり1280円でした。

綿45%麻55%で作られた

キナリのタンブラーワッシャ加工のされた生地です。

よく分からない言葉がたくさん出てきていますが、

一つづつみていきます。

まずキナリっていうのは、

キナリ色ってことではないんですよ。

キナリというのは

綿や麻などの素材そのままの色の生地

ということなんです。

だから白く漂白したり、

このベージュっぽい色に

染めているわけでもないんです。

だからよーく見ると色味が少し

マバラだったりします。

これがキナリ特有の雰囲気を出しています。

そして、タンブラーワッシャー加工というのは、

実は二つの加工が入っています。

タンブラー加工という、

タンブラー機で乾燥させてふっくら

ふんわりした触り心地の生地にして、

ワッシャー加工で、

シワを加える加工をほどこしている生地です。

ワッシャー加工で、

元々シワ感のある生地なので

服にした後でもアイロンがけもいらないという

ズボラな私には、

とってもありがたい生地の一つです。

しかも、このシワ加工の生地は

服にした時に表情があって

仕上がりがアップするので

オススメです。

いろんなリネン・綿麻の生地

リネン

ここのお店は、いろんな上質な生地を

たくさん揃えています。

何を作るのに向いているのか…

もしっかり書いてあるので

分かりやすいです。

綿麻生地

いろんな色があるので

好みの色の生地を見つけて下さいね。

綿麻シワ加工

生地の雰囲気は、サイトの中の写真で

分かりやすく紹介してくれています。

色もたくさんあるので

ぜひお気に入りの色の生地を使ってみて下さい。

まとめ

リネンもいいし、

綿麻生地もオススメ。

どちらもより素敵な服に

仕上がる生地ですので

ぜひ使ってみて下さい。

定番のシーチング

ダブルガーゼ

コーデュロイ

についても紹介しています。

最後に・・・

最後までブログを読んでくださりありがとうございます。

少しでも、”ただ服をつくる”という服作りを楽しむ場に興味を持っていただけたら、ぜひこちらの記事もご覧ください。

”ただ服をつくる”って何をするところなのか、私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけをまとめています。

これからも皆さんと一緒に服作りを楽しめることを楽しみにしています。

”ただ服をつくる”って何!?

私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけ


また、私のYouTubeチャンネルとインスタグラムは下記からご覧いただけます。

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ただ服をつくる
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