【コーデュロイ】地直し方法・縫い方・気をつけるポイントを紹介します

コーデュロイ 服作りの基礎

こんにちは!

”ただ服をつくる”のいづみです。

Youtubeで洋裁を紹介しています。

パンツやシャツ、ワンピースなど

自分の好きな服を

好きな生地で作れるように

コツコツ学んでいきましょう。

今回は、生地についてのお勉強です。

生地選びは楽しい工程でもあり、

その反面ちょっと難しい

工程でもありますよね。

この生地は何を作るのに向いているのか

どんな特徴があるのか…

どんな事に気をつけないといけないのか

少しづつ勉強していきましょう。

今回は、独特の毛並みのある

コーデュロイ生地。

可愛いんだけど、

普通に使っていいの?

という疑問にお答えします。

地直しの方法、裁断の時に気をつけること

縫うポイントなどをまとめて紹介しますので

コーデュロイ生地にぜひ挑戦してみて下さい。

ちなみに、同じく毛並みのある生地

ベルベット・別珍といった生地も

この記事で紹介している方法で

使うことができますので参考にして下さい。

「コーデュロイを使ってみたい」

「コーデュロイ生地はうまく縫えない」

「暖かい服を作りたい」

という方におすすめの記事です。

ぜひ、ご覧ください!

コーデュロイの紹介

◉時間割

0:00~1:40▶︎イントロ

1:41~3:27▶︎生地紹介

3:28~4:51▶︎どんなものに向いているか

4:52~6:13▶︎作るもの

6:14~7:58▶︎地の目を通す

7:59~8:13▶︎エンディング

今回紹介するのは

綿100%のコーデュロイという生地です。

コールテンとも言います。

生地幅はおよそ103cmで

手芸センタードリームさんで、

1mあたり一般価格1280円。

会員価格1180円で販売していました。

コーデュロイは保温性が高いので、

秋冬にはとってもおすすめの生地です。

”ウネ”による違い

コーデュロイは、

シマシマの太さに応じて名前が変わります。

シマシマ模様のことを”ウネ”と言いますが

このウネが、細いものを、細コール

少し太めのものは太コール、中太コール

極太のものを鬼コールなんて言います。

一般的に、ウネが細いものはシャツ向け

ウネが太いものはパンツ向けとされてますが

まあお好みで良いと思います。

ただ、初心者が扱いやすいのは

ウネが細いものです。

地直しの方法

◉時間割

0:00~1:19▶︎イントロ

1:20~2:13▶︎通常の地直し方法

2:14~6:24▶︎コーデュロイなどの地直し方法

6:25~6:48▶︎エンディング

通常の地直しの手順からおさらいすると、

生地の端に切り込みを入れて

ビリっと裂きます。

生地を屏風畳みに折って

タライでギュッギュと水を含ませて

洗濯機の脱水2分か3ふん。

綺麗に整えて干すか、アイロンで乾かします。

詳しくはこちら

実はコーデュロイ生地は

どれもしません。

ではどうするかというと、

とにかく生地にシワがつかないように

気をつけるのがポイントです。

まずは、生地を購入したら

できるだけ生地にシワがつかないように

保管します。

そして、

生地を使うまで数日前からは

折り目をつけないように

しばらく吊るしておきます。

吊るす方法は、動画でも紹介していますので

ぜひそちらもご覧ください。

簡単に説明すると、

生地の耳の部分を揃えるようにして

屏風畳みにします。

耳の部分に、手縫い糸を通して輪っかにします。

それを生地の幅に応じて3~5箇所に行います。

生地に通した糸を

大体同じくらいの長さに揃えて切って、

結びます。

あとは、フックか何かにかけて吊るしておきます。

生地を使うときにシワがなければ

このまま使ってOKです。

もしシワがついた時には、

生地の裏面からスチームアイロンを

少しだけ浮かせて、

スチームをあてて直します。

アイロンをぎゅっと押しつけると、

せっかくの毛並みが潰れてしまうので注意!

おまけで、表面からアイロンを

ギューッとかけるのは

やらないようにして下さい。

裁断と縫い方のポイント

生地に毛並みがあるので

少しだけ注意点があります。

難しくないので

ぜひ覚えて下さいね!

◉時間割

0:00~1:26▶︎イントロ

1:27~4:26▶︎通常の地直し方法

4:27~6:49▶︎縫うときのポイント

6:50~8:30▶︎アイロンのポイント

8:31~8:47▶︎エンディング

裁断のポイント

生地の方向に気をつける

コーデュロイなどの毛並みのある生地は

生地の方向に気をつけて下さい。

生地を触ってみるとわかりますが、

コーデュロイの生地は毛並みがあります。

触ってサラッとする方向と、

ざらっとする方向が

ありますよね。

毛の流れに沿っている感じ、

スムーズな方はなで毛

逆らっている感じ、

ざらっとする方は逆毛

と言います。

生地の方向としては、

毛並みに逆らうような方向の

逆毛で生地を使います。

なんとなく、

「反対なんじゃないかな?」

と違和感がありますが、

これが正解です。

毛の流れに沿って生地を使うと

生地が白っぽく見えるように

なってしまいますので

気をつけてください。

だから、裁断するときは

生地を上からなでて、

ざらっとする方向に生地を置いて、

そちら側をパターンの上側にして

置いていきます。

ズレやすい

毛並みのある生地は

生地を中表に合わせて裁断すると、

とてもズレやすいです。

特にウネが太いものはズレやすい。

ですので、太コールや鬼コールといった

太いウネで毛並みの長いものを裁断するときは

特に、生地を中表に2枚一緒に重ねないで

1枚で置いて、パターンも一枚ずつ

裁断してあげるとズレにくく

綺麗に裁断できます。

縫うときのポイント

ミシンの設定

縫う時に気をつけることは、

ミシンの設定を上糸も下糸も

気持ち弱目にすること。

押さえがねの力も

弱めにセットします。

そして、ミシンの縫い目は

いつもよりも少し大きめ。

JUKIだったら”3″くらいが

いいと思います。

なで毛で縫う

ミシンで縫うときのポイントは

生地の方向に注意することです。

触ってスムーズな方向、なで毛と

ざらっとする方、逆毛。

ミシンで縫うときは、

なで毛の方向で縫っていくのがおすすめです。

ですので、裁断の時には逆毛の方向で

裁断していると思うので

パーツの上から下に縫うのではなくて、

下側から縫い始めるという感じです。

裏側から縫い目にだけアイロン

縫い方と一緒に、大事なのがアイロンです。

アイロンがけのポイントも紹介します。

このコーデュロイのような生地は、

毛足を潰さないように気をつけます。

ですので、アイロンを上から

ギューっと押さえつけるのはなくて

裏面から、そして必要なところにだけ

アイロンをかけるようにして下さい。

必要なところというのは、

ミシンの縫い目です。

例えばシャツの身頃の脇を縫ったとして、

縫い代を開いてアイロンをかけるとします。

生地の裏側から、アイロンの先端を使って、

縫い目だけにアイロンをかけるようにすると

綺麗に仕上がります。

コーデュロイでシャツワンピ作ってみた

コーデュロイの生地を使って

シャツワンピースを作ってみました。

今回は、初心者でも扱いやすい

細いウネの細コールの生地を使っています。

おすすめコーデュロイ

今回私が紹介した

細いウネのコーデュロイ生地に

近しいものを選んでみました。

カラフルな色も可愛い

ふんわり柔らかなものも

ダークカラーも大人っぽい

実際の生地の感じは

サイト内の写真でわかりやすく

紹介されていますのでぜひご覧ください。

まとめ

コーデュロイは

扱い方を気をつけてあげれば

全然難しくない生地です。

子ども服にも大人服にも

ぜひ取り入れてみて下さいね。

他にも定番の”シーチング”

”ダブルガーゼ”

についても紹介しています。

ぜひご覧ください。

最後に・・・

最後までブログを読んでくださりありがとうございます。

少しでも、”ただ服をつくる”という服作りを楽しむ場に興味を持っていただけたら、ぜひこちらの記事もご覧ください。

”ただ服をつくる”って何をするところなのか、私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけをまとめています。

これからも皆さんと一緒に服作りを楽しめることを楽しみにしています。

”ただ服をつくる”って何!?

私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけ


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