【独学応援】プロから教わった”洗濯機で生地に水通しをする方法”紹介します。

服作りの基礎

洋裁未経験、初心者の方の「独学を応援する」”ただ服”のいづみです。

Youtube”ただ服をつくる”で洋裁を紹介しています。

今回は、「生地の水通し」

について紹介します。

「水通しって何?」

「水通しって本当に必要?」

「面倒なのはイヤだなー」

と思っている方

「洋裁の本に書いてあるの、見たことある」

「なんとなく適当にやっていた」

「洗濯機でガラガラ洗えばOKでしょ?」

なんて思っている方のための記事です。

なんで”水通し”が必要なのかを紹介して、

プロのオーダー服の先生から教わった、

とっても手軽で簡単な水通しの方法を紹介します!

服作りの最初の一歩の工程である「生地の水通し」

ぜひマスターしてください。

”水通し”はなぜ必要なのか

水通しとは、そもそも何?

”水通し”とは、買ってきた生地に水を含ませてから乾かして、整える作業のことを言います。

洋裁の本にも、よくイラストで紹介されています。

ぜひお手持ちの洋裁本の中を探してみてください。

なぜ、水通しが必要なのか?

服を買って、初めて洗濯した時

「あれ?なんか縮んだ」

「なんか斜めに曲がった気がする。。。」

そう思ったことはありませんか?

あれです。

特に、生地に水通しをしていないときに起こりやすいんです。

新品の生地は、

①水に濡れると、縮む

②生地自体が歪んでいることがある

という特徴があります。

そこで、生地を使う時には

水通しをして生地をあらかじめ縮めておく

水通しをして生地の歪みを直しておく

必要があります。

そうしておくことで、作った服が歪んだり縮んだりするのを防ぎます。

水通しの方法

洋裁本の中で、たらいに入った生地の絵を見たことありませんか?

あれです。屏風だたみに生地をたたんで、たらいに入れて1時間ほど付けて、上からぎゅーっと押して水をきる。

ねじるとシワになるから、上からぎゅー!っと押す。

そして、竿に生地がかけて干す。。。

出来ますか?あれ。

そもそも1時間も生地を付けておくの、

せっかちな私には難しい。

「今作りたい!」

と思っているのに、1時間も水につけてあげくの果てに、手でギューッと押してビッチョビチョの生地を竿にかけて干すだなんて、

晴天の日だって丸一日かかる。。。

私も昔は正直にそうやっていました。だって本にそうやって書いてあるから。

でも実はもっと良い方法があるんです!それを紹介します。

必要なもの

・洗濯ネット(100均のものでも良いですが大きめがおすすめ)

・たらい

私が使っているたらいはこんな感じですが、

少し大きくて収納に困るので、こんな折りたためるものも便利かと思います。

・脱水機能のある洗濯機

生地をたたむ

キッチリじゃなくてOKです。

たたまれている生地を一度開いて、大体で良いのでジャバラ折りにしてたたみます。

ジャバラ折りというのは、山折り谷折り繰り返して折る感じです。”屏風だたみ”とも言います。

水を含ませる

たらいやオケに水を貯めます。

その中に、ジャバラ折りにした生地をドボンと投入。

ただ、生地を水に入れただけだと生地の真ん中の方に水が染み込まないので

上からギュッギュッとよーく押します。

何度か繰り返します。

生地をめくって真ん中まで水が含まれて、色が変わるまで十分水を含ませます。

この時に、色落ちする生地は色が出なくなるまで水を変えます。

洗濯機で脱水

生地をたたんだまま、ネットに入れて洗濯機へ投入。

脱水2〜3分

ガッツリ脱水してしまうと、生地がシワになります。

2~3分の脱水だとほんのり湿っていてシワになりません。

乾かす

生地をすぐに使うときには、脱水が終わったらアイロンをかけて生地を乾かします。

生地をすぐに使わないときには、湿った状態でパンパンと生地を叩いて伸ばします。

湿った状態でシワを取って、広げてシワにならないように干します。

ちなみに、綿は乾くとシワが取れにくく、湿っている時はシワも取れやすいんです。

洗濯物干す時にパンパンするのはこのためですね。

以上が水通しです。

YouTubeで動画でも紹介していますので参考にしてみてください。

最後に、この記事で紹介した普通の昔からある”たらい”

収納に便利な”折りたたみ式のたらい”はこちらからも検索できます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。