今日のテーマ
こんな人へ
洋裁が好き
ステップアップがしたい
メンバーシップってどんなことをしているの?
どんなことが出来るようになるの?
本格的なものが作れるようになりたい
独学で洋裁を学びたい
結論
今年もいろんなものを作りました!名付けて洋裁エンジョイサークルってとこだね。
今回は、私が行っているYouTubeのメンバーシップ”ただ服の家”の活動内容を紹介したいと思います。
独学で洋裁を学んでいる人たちと一緒に、楽しくステップアップするソーイングサークルを目指して活動してきました。
2023年の間で、どんなものを作ったのか、どんな企画を行ったのか、どんなことが出来るのか。。。なんてことを紹介していきます。
2024年もこれまで以上に”役に立つ”、そして”楽しい”ただ服の家にしていきますので楽しみにしていてください。
一緒に作ろうシリーズ(週1〜2回のライブ配信)
メンバーシップのメインの活動は、週に1~2回のYouTubeライブ配信の中で行う「一緒に作ろう」シリーズです。
どんなものかというと、ライブ配信で一つの作品を作っていきます。
YouTubeの動画と違って、ライブなので当然ながら早送りもカットシーンもありません。
生地を裁断する様子、アイロンをかけるところ、接着芯を貼るところなどなど、、、
通常のYouTube動画なら、同じ作業の連続で地味すぎてカットするような部分も垂れ流し(笑)良くも悪くも、洋裁の作業の全てがライブ配信されています。
「チャレンジしてみたいけど一人じゃ不安」という方に好評の企画です。
①一緒に作ろう♪ラグランスリーブコート(全15回)
まずは去年作っていた、ラグランスリーブコート作りの続きから始まりました。
このライブで学べることは
- ラグランスリーブ
- 裏地付き
- 箱ポケット
です。
私が、キルティングの裏地に初挑戦して四苦八苦したコートです(笑)メンバーシップでは、”裏地付き”のアイテムを作ることがかなり多いです。
なぜなら、
洋裁本に作り方がなかなか載っていないから。
そして、書いてあったとしても文字だけだと分かりにくいから。
本だけだとどうしても、情報不足になってしまいますが動画で細かいところまで解説していけるので裏地付きのアイテムもじゃんじゃん作ります。
裏地付き特有の接着芯の貼り方や、伸び止めテープを貼る場所、縫い代の付け方なんかを解説しています。この、接着芯の貼り方、伸び止めテープ、縫い代などは裏地付きのアイテム全般に共通することです。
ですので、これらの知識があればどんな裏地付きアイテムにも応用して作れるようになります。
そして、このコートには箱ポケットがついています。箱ポケットが付くとグッと本格的になるので一緒にチャレンジして欲しいポケットの一つです。
②一緒に作ろう♪ノーカラージャケット(全15回)
このノーカラージャケットにも裏地がついています。
私は、フォーマルブラックにも使えるような生地をチョイスして作りましたが、カジュアル生地で作っても良いですね。シンプルで誰にでも似合う、普遍的なデザインが好きです。
こちらの型紙を使いました。
このライブで学べるポイントは
- 仮縫いの方法
- 裏地付き
です。ライブ配信で作るものは、出来るだけ着る人の体に合わせて、好みに合わせて作っていきたいと思っています。ですので、前回のラグランスリーブのコートも、丈を伸ばしたり、袖を伸ばしたり・・・という簡単な型紙の直し方も紹介してから作り始めました。
ですが、今回は本格的に”仮縫い”を行って自分の好きなデザイン(首回りのあきの大きさ、着丈など)に変えてから作る方法を紹介しました。
通常、仮縫いはシーチングで作っていくのですがこのライブで紹介する仮縫いの方法は、”オーダー服”などを作ることを仕事としている私の師匠が教えてくれた方法。シーチングではなく本番の生地を使って仮縫いしていく方法です。
シーチングをわざわざ裁断して組み立てて作ってから、もう一回本番の生地を裁断して作るって結構手間がかかるし面倒。しかも、本番の生地じゃないから作りたい生地で作った時のイメージがわきにくい。
ところが、本番の生地で仮縫いをしてしまえばそのまま完成イメージが湧くし、裁断も小さな直しをするだけでOK。なので私が仮縫いをするときはいつも、この方法で行っています。
それをこのライブで紹介しました。
私も、首回りのあきを狭くなるように治してから作ったので大満足でした。
裏地をつけるポイントは、前回のラグランスリーブコートの時とほぼ同じです。同じことを何度も繰り返すのでメンバーの方も覚えやすいと思います。
③一緒に作ろう♪ノーカラーブルゾン(全11回)
このブルゾンは、「ファスナーの付け方が知りたい!」というメンバーの方からのリクエストで作ったアイテムです。メンバーシップの方は、本当に意欲的なんですよね。学べるポイントは、
- オープンファスナーの付け方
- 裏地の付け方
です。また裏地・・・(笑)
裏地、結構好きなんですよ。
服がすごく着やすくなるし、裏地をつけるときに表の生地に接着芯を全面に貼ったりするので生地がピシッとして完成度も良くなる。型崩れも防げるし、本当に既製品のような仕上がりになるんです。
ということで、無意識でしたが3連続で裏地付きのアウターを作りました。
今回のブルゾンはとっと用のブルゾンです。
NUNOさんで買ったお気に入りの”けむくじゃら”の生地に裏地を付けて作りました。これが可愛く仕上がったんですよー。
ちなみに、オープンファスナーは「形に仕上げる」のは意外と難しくないんですよね。
ただ、挟んで縫うだけだから・・・
でも「ただ、形に仕上げる」というのと「綺麗に仕上げる」というのは違うんです。だから今年は、先生のところに通ってこのオープンファスナーの作り方のコツなんかも学んでこうと思います。
何か私の知らないコツがあったりしたらまたライブで紹介しますね!
そして、とっと用(メンズ)のブルゾンだったので、少しこだわって袖口を”あきみせ”のある2枚袖にしてみました。ただ、使った型紙が”あきみせ”のある型紙ではありませんでした。
だから、この時には個人的にライブ外で作りましたが、”あきみせのある2枚袖”作りたい!というお声をいただいたので次のライブ企画で”あきみせ”の型紙の作り方と、縫い方を紹介しています。
④”あきみせ”のある2枚袖の作り方
ということで先程の、ブルゾンの時に私が作ったあきみせの部分の作り方を紹介しました。
そもそも”あきみせ”は、2枚袖という2枚のパーツからなる袖の型紙がないと作れません。ですので、まずは2枚袖の型紙を用意します。
あきみせというのは”みせ”とあるように、「開きがあるように見せるだけ」なので本当には開きません。でも、これがあることでとってもかっこよくなるから不思議。
特にメンズだと、これがあることでちょっとだけ高級感が増すのよね。ボタンもこだわるのがおすすめです。
⑤一緒に作ろう♪裏なしカジュアルコート(全9回)
今回は裏なしです。春夏にサッと羽織れるようなコートを作りたかったので、リネンの生地で作りました。学べるポイントは
- テーラードカラー
実は、メンバーの方からの「テーラードカラーに挑戦したい」というリクエストにお答えして作り始めたアイテムです。
いつも言っているけど、洋裁の答えはひとつじゃないんです。同じテーラードカラーでも、作る人によって作り方は違う。それで良いんです。
ライブ配信では、いつも私の好きな方法で作り方を紹介しています。がそれだけが正しいわけじゃない。一つの方法として、メンバーの方には見ていただいています。
⑥一緒に作ろう♪初めてのニットソーイング(全4回)
この”初めての”というのは、他の誰でもない私のこと。
今まで、布帛(ふはく)大好き!布帛オンリー!で洋裁をしてきました。
なぜ布帛が好きかというと、寸法がくるわないから!生地が伸びないので、裁断した寸法通りに作っていける。
それが伸びる素材のニット生地だと、縫いながら生地が伸びたりするので謎に生地の寸法が合わなくなる。それが苦手だったんです。
が、なんとこの私がニットにも興味が出てきて、先生のところへ行って教わってきました。
ロックミシンと直線縫いを併用して、ニット生地でもしっかり寸法を合わせて縫う方法を先生から教わったのでライブ配信でメンバーの方に、その方法を紹介しました。
⑦一緒に作ろう♪サリバンブラウス(全5回)
そして、定番のブラウスも作りました。
使った生地はミナペルホネンさんの生地ですー。
使った型紙は、日暮里の型紙専門店”かたがみスタイル”さんのサリバンブラウスです。丸衿が可愛いし、首回りのちょうど良いゆとりもすごく良い!生地変えて何枚も作りたくなるブラウスでした。
学べるポイントは、
- 台衿付きシャツカラー
- ケンボロカフス
- ヨーク
です。シンプルで定番のデザインなのですが、これが一人で作るとなると挫折しそうになるポイントがたくさんあるんですよね。
パーツがたくさんあるし、接着芯も貼らなきゃいけないし・・・
ベーシックなブラウスは、まず最初の目標となりうるアイテムです。それをメンバーの方と一緒に作りました。
ちなみに、ケンボロの作り方はこちらの生地で紹介しています。
▼ケンボロの作り方
⑧一緒に作ろう♪トレンチコート(現在作成中です)
そして今作っているのがトレンチコートです。
まさかトレンチコートが作れるなんて思いませんよね。それが作れるんですよ。
しかも使う型紙は、かたがみスタイルさんの”トレンチコート”の型紙なので、ミシン目でピリピリと取り外せちゃいます。
なので、型紙を書き写す手間が不要なんです。だから、生地の用意があればすぐに裁断して作り始められちゃいます。
試作品で作ったのがこちら!
まだボタンはついていませんが、かなり可愛い。この大きな衿がかわいーーー。
小さなパーツを組み合わせていくので、難易度としてはそんなに高くないです。ただ、パーツが多いので根気よく丁寧に作れば完成しますよ。
年明けのライブ配信も、一緒に作ろう♪トレンチコートの続きから始めていきます。
作って、見せて、学べる”かたがみ講座”
今年、初めての試みで”かたがみ講座”も行いました。
日暮里の型紙専門店”かたがみスタイル”さんのご協力のもと、「一人一人の身体に合わせた服作りを応援する」というコンセプトの、夢のような企画を始めました。
どんなものかというと3つのステップに分かれています。
まず、作る
かたがみ講座の課題を一つ決めます。
5月に行われた初回の課題は「パンツ」です。かたがみスタイルさんの”ローリーパンツ”の型紙を購入していただきます。
そのパンツをメンバー限定のライブ配信で、ゼロから私が作り方を説明しながら作ります。ライブ配信は全てアーカイブに残っているので、ご自身のペースでライブを見ながらパンツを作っていきます。
次に、見せる
実際に作ったパンツを履いて、写真を撮影していただきます。お顔は写さず、服の部分のみの撮影になるので恥ずかしさもないかと思います。
正面、横、後姿の写真を撮影していただいて私のメールにお送りいただきます。
最後に、学ぶ
私に送っていただいた写真を、プロのパタンナーの丸山先生にお見せします。
そして、服にできたシワを参考に、もっとここをこうするとあなたの体にあったパンツになるわよ。というアドバイスをメンバー限定のライブ配信で解説していただきます。
お一人お一人の送っていただいたお写真を見ながらの個別添削となっています。こちらもアーカイブに残しますので、ライブ当日に見れなくても後日都合の会うタイミングでライブをご確認いただけます。
これね、本当にすごくて少し直すだけでもかなりシルエットや履き心地が変わるんです。メンバーの方からもかなり好評です。実際に個別添削を受けて型紙を直した方からの感動もメールが続々と届いています。
2回目として、ワンピースでのかたがみ講座も行いました。
こちらもすごかった。私みたいに”いかり肩”の人、”巻き肩”の人”なで肩”の人たくさんの方が、お悩みを持っていました。
本当に体型によって同じ型紙を使っていても印象がかなり変わります。市販の型紙だと、いつもここが変なんだよね・・・という人にはぜひ試していただきたい企画です。
こちらは、今年も行いたいと思っています。
独学応援サービス:ただ服自習室
去年作ったメンバー限定のサービスの一つに、ただ服自習室があります。
私のYouTubeの動画は1000本を超えました。ここまで続けて来れたのも、いつも動画を見て応援してくださる皆様のおかげです。
ただ、あまりに数が多くて「あの動画どこだっけ?」ということがよくあると思います。
そこで今まで配信してきたYouTubeの動画を、レベルや難易度別に私の方で分けてまとめてみました。初心者さん向け、中級者さん向け、さらに上を目指す方向けと3つに分けています。
この中には、生地紹介とか新作紹介といった楽しい系の動画は入れていません。教材となるような作り方動画、特に勉強になる内容の動画ピックアップしてまとめました。
皆さんのレベルに合わせて、ステップアップして欲しいと思っています。
最終目標は、裏地付きコートが作れるようになることです。
▼詳しくはこちら
メンバーシップに入っていただければ、メールでの質問も随時受け付けています。分からない時は、いつでもご連絡ください。
メンバー限定のライブ配信の時にチャットで質問もできます。そちらですと、よりリアルタイムにご質問にお答えできます。
生地紹介ライブ
メンバーシップでは、私が生地を購入してきたタイミングで出来るだけ早いうちに買ってきた生地の紹介をしています。というのも、同じものが欲しい!となった時になくなってしまう可能性があるからです。
ありがたいことにYouTubeの動画のなかで、生地紹介の動画はかなり人気があります。
動画で紹介した後で、売り切れになってしまうこともしばしば。
奥日暮里の生地屋さん”齊藤商店”さんなどは特に、同じ生地の在庫が多くないことがほとんどです。ですので、問い合わせたタイミングで購入できない方もいらっしゃるようです。
そこで、メンバーの方が出来るだけそうならないように、YouTubeの動画配信よりも一足早く紹介するようにしています。
そうすると、「良いな」と思った生地を購入できる機会が増えるかと思うので今年も同様にしていこうと思っています。
メンバー限定:オンライン洋裁教室
こちらは、Googleミーツを使ったオンライン洋裁教室です。
1回あたり、3名限定の少数制です。料金は、3時間で¥3,000となっています。
皆さん作りたいもの、勉強したいものを作っています。
参加日も、都合の良い時だけ、作りたいものがある時だけのご参加になります。
例えば、裏地付きコンシールファスナースカートに挑戦したり、箱ポケットのあるコートに挑戦したり、腰ポケットのパンツに挑戦したり、オープンファスナーのブルゾンに挑戦したり・・・皆さん本当に意欲的で驚いています。
2月には、前開きファスナーのあるパンツに裏地を付けたい!という方もいらっしゃいます。一生懸命な方のお役に立てるように私も精一杯がんばります。
現在は、月に2回のレッスン日を設けていますが参加希望の方が増えましたら随時増やしていきますのでご連絡ください。
大阪まで行ってきたよ
なんと、昨年は大阪までメンバーの方に会いに行ってきました。
私が関東にいるので、なかなか関西のメンバーの方にお会いする機会がないんです。
そこで大阪の生地屋さんに一緒にメンバーの方と行ってきました。
ただね、今回企画したのが大阪に行く予定日の1週間前。
急すぎて、いろんな方から
「もっと早く言ってくれれば行けたのにー」という愛あるクレームをいただきました。(そりゃそーだ、笑)
なので、また行きたいなー。今度はまた違うところにしようかな?などと考えています。
今度は、もう少し早めにお知らせします。
メンバーシップでお待ちしています
ということで、昨年度もとっても楽しい一年になりました。メンバーシップの方のパワーが、私のパワーにも繋がっているんですよね。
今年も、昨年同様にいろんなものを作っていこうと思っています。
例えば、前開きファスナーのパンツ、パンツのかたがみ講座、裏地付きコート、デザインのあるシャツ、ワンピースの首回りを狭く型紙を直して作る方法などなど・・・
洋裁本などの独学だけではチャレンジしにくい事もどんどんチャレンジしていく予定です。
一人だと、モチベーションが下がること、悩むこと、多いと思います。
同じ洋裁仲間と一緒に繋がれる”ただ服の家”が私は大好きです。
独学では限界だよ・・・という方や、洋裁本だけではいまいち分からないという方。今年こそ新しいことにチャレンジしたいという方。
自宅にいながら、自分のペースで、洋裁が学べる場所が”ただ服の家”です。
月額¥1,190です。洋裁本を1冊買うよりお手軽なお値段で、洋裁を学べるお得な場所にしています。
ぜひ一度遊びに来てくださいね。
▼メンバーシップの加入はこちらから♪
▼YouTube”ただ服をつくる”はこちらです。ミシンの使い方、可愛い生地の紹介、作り方などなどを紹介していますので、洋裁を長く楽しみたい方はチャンネル登録がおすすめです。
好きな服を作れるようになろう♪
最後までご覧いただきありがとうございます!ただ服ブログでは、私の経験をもとに独学で洋裁のステップアップが出来るようにを記事を書いています。
▼シャツ作りのマスターコース
▼裏地付きコンシールファスナースカートの作り方
自分一人でのステップアップに限界を感じている初心者さんはYouTube”ただ服をつくる”のメンバーシップがおすすめです。”ただ服自習室”というものを用意しています。過去の私のチャンネルの動画をレベル別にまとめた再生リストです。自習室で勉強していて、分からない時にはメールやコメントで質問することができます。
▼ただ服自習室についてはこちら
最後に・・・
最後までブログを読んでくださりありがとうございます。
少しでも、”ただ服をつくる”という服作りを楽しむ場に興味を持っていただけたら、ぜひこちらの記事もご覧ください。
”ただ服をつくる”って何をするところなのか、私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけをまとめています。
これからも皆さんと一緒に服作りを楽しめることを楽しみにしています。
”ただ服をつくる”って何!?
私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけ
また、私のYouTubeチャンネルとインスタグラムは下記からご覧いただけます。
■YouTube:ただ服をつくる
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