こんにちは!
”ただ服をつくる”のいづみです。
Youtubeで洋裁を紹介しています。
頑張りすぎずに、
のんびり服作りを
楽しんでいきましょう!
今回は、私が愛用している
直元(NAOMOTO)工業さんの
ハイスチームアイロンを紹介します。
実は業務用のアイロンです。
クリーニング店や、縫製工場など
プロも使うアイロンなのですが
普通のコンセントで使えるので
家庭でも使える
とっても便利で
パワフルなアイロンです。
「どんなアイロンを買ったら良いか分からない」
「パワーのあるアイロンが欲しい」
「服作りを本格的に始めたい」
「アイロンをかけるコツが知りたい」
という方におすすめの記事です。
動画でも紹介していますので
ぜひ、ご覧ください!
家庭でも使える工業用アイロン紹介します
私が使っているのは、
直元工業さんの
ハイスチームアイロン
HYS-520です。
タンク式を使っています。
もう一つポンプ式というものがあります。
ポンプ式というのは、
机の上に水を入れておくポンプを
置く必要があります。
家庭用のアイロンと比べて、
業務用のナオモトの
アイロンの優れている
ところは2つです!
重さ・重量
優れている所の1つ目。
重たい!
このアイロンの重さは
1.8kgだそうです。
すっごい重たいんですよ。
でもその重さがポイントです。
耐久性もありますが、
アイロンをただ置いておくだけでも
しっかりアイロンがかかります。
家庭用のアイロンは
軽くいので、
体重をかけながら
アイロンをこともありますよね。
でもこのアイロンは
そうしなくても大丈夫です。
体重をかけなくても
アイロン自体の重さでも
しっかり、アイロンがかかります。
スチームが多い
優れているところの2つ目
スチームが多くて安定している。
このナオモトのアイロン、
見た目で普通のアイロンと
一番違うのは、
タンクですよね?!
実は、昔ながらの
クリーニングやさんとかで
使っているアイロンは
ボイラーと言って、
大きなタンクに水を入れて
それを加熱して
熱い水蒸気をたっぷり作ります。
そして、
その水蒸気をスチームとして
大量に使いながら
アイロンをかます。
このナオモトのアイロンは
それに近い形で
スチームを出してくれる
アイロンなんです。
家庭用アイロンのスチームは、
たまに、水がポタポタ垂れてきたりしませんか?
あとは、
ほんの少しだけジュワッと出る
みたいな・・・
私が以前使っていたアイロンが
そんな感じでした。
このアイロンのスチームは、
園芸用のちょっと良い霧吹き
みたいに、
細かい水がシューッと
勢いよく出ます。
それを家でも実現するために、
ボイラーの代わりに、
タンクがあるんです。
スチームが大事な理由
なんでスチームが大事なのか
というと、
生地というのは、
湿っていると”シワ”が伸びやすい
という性質があるからです。
逆にいうと、
生地が乾ききっていると
なかなかシワが取れにくいんです。
洗濯物を干すときにバンバンとして
パンパンパンッと叩くと
しわが伸びますよね?
それと同じです。
一度乾いてしまうと
なかなか
シワも取れにくいですよね。
スチームで湿らせて
シワを伸ばして、
熱で乾燥させて
ピンときれいな状態を保つ
という感じです。
温度調節機能と、備品の紹介
温度調整
アイロンの温度調節は、
100度から210度まで
調節可能です。
ただ、このアイロンには
家庭用アイロンみたいに
「この素材にはこのくらいの温度がおすすめです!」
みたいな印が付いていません。
ですので、
ちょっとだけ説明しますね。
私は、基本的には天然素材の
綿や麻、
ウールが好きなので
だいたい160度位に設定して
使っています。
シルクを使うときには
少し温度を下げます。
生地によって違うので
130度から140度位で当て布をして
様子を見ながら使います。
ただしシルクは、
スチームに弱い物もあるので、
スチームは使わない方が安心です。
化学繊維は
熱に弱いものがあるので
最初はもう少し弱い温度にします。
ナイロンやアクリルなどは、
物によって溶けてしまう事も
あるようなので、
80度〜120度位で
当て布をしながら、
生地に変化がないことを
確認しながら
使って下さい。
生地端に試しにスチームを
当ててみて
問題ないようなら
スチームもOKです。
いきなり高温で、
スチームも当てて使うと
生地をダメにしてしまうことが
あるので
最初はなるべく当て布をしながら
試しアイロンをするクセを
つけるといいかもしれません。
備品の紹介
このアイロンには水を入れるタンクがあります。
このタンクの下のほうに
黒い粉のような物があります。
これは、ハイソフナーといいます。
ナオモトのアイロンを使うときには
必要な物です。
普通の水道水を
スチームとして使うと、
どうしても水垢がつきます。
それがアイロンに入ってしまうと、
故障の原因になってしまいます。
それを防ぐために、
「ハイソフナー」という別売の
小さいツブツブしたものを
中に入れるんです。
これが一つ五千円位するんです。
高いですよね。
これが、どのくらいもつかというと
一応、ナオモトさんの公式では
1年程度で交換が目安だと
書いてあります。
その地域の水質によっても違うし
使用頻度によっても変わります。
色が初めは黒いのですが、
全部黄色くなってきたら
交換時期です。
でも、私の使っている
ハイソフナーは
5年程度もちました。
割とアイロンを使っている方だとは
思うのですが
1年で交換ということは
ないかな?!
と個人的に思います。
単価は高価ですが、長持ちするので
価値があると思って
私は使っています。
趣味の服作りでも買う価値があるか?
視聴者の方に、
「趣味程度で洋裁をするのですが、ナオモトのアイロンは買う価値がありますか?」
と質問をいただきました。
難しい質問ですね(笑)
あっても良いと思います。
なぜなら私も
「趣味で洋裁を楽しんでいる」
けど、使っているからです。
道具が良いと、
作業がスムーズだし、
キレイに仕上がる。
キレイに仕上がると、
また作りたくなる。
そうなるとどんどん作るので
上達も早いんです。
でも、高価なものなので
悩みますよね。
でしたらまずは家庭用で
良いと思います。
家庭用のアイロンでなかなか
”シワが取れない”
時には、霧吹きで
「シューっ」
と生地を湿らせてから
アイロンをかけてみてください。
そうするとキレイに
シワが伸びます。
まずはその方法でやってみて
「洋裁楽しい!」
と思ったら、このナオモトさんの
ハイスチームアイロン
に変えても良いですね!
注意点
このアイロンは、タンクを吊り下げるので
”棒”がついてきます。
何か机や棚など、洋裁スペースに
挟むところがないと、
このアイロンは使えません。
そんな時は、
HYS-520Pという机におくタイプも
あります。
詳細は「ナオモト」の
ホームページの
ハイスチームアイロンのところを
見てみて下さいね。
最後に、、、
最後までブログを読んでくださりありがとうございます。
少しでも、”ただ服をつくる”という服作りを楽しむ場に興味を持っていただけたら、ぜひこちらの記事もご覧ください。
”ただ服をつくる”って何をするところなのか、私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけをまとめています。
これからも皆さんと一緒に服作りを楽しめることを楽しみにしています。
”ただ服をつくる”って何!?
私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけ
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