今日のテーマ
こんな人へ
ミシンに興味がある
次のミシンは何にしようか迷っている
今時のミシンの機能が知りたい
結論
家庭用ミシンはこんなに進化している
ミシン選びはすごく難しいですよね。
値段もピンからキリまであって、何ができるのか、何が違うのかイマイチ分かりにくいんです。
そこで、実際にミシン屋さんからミシンをお借りして使ってみました。
今回使ったミシンは、JANOMEさんのカンターレTJ-1です。
このミシンは、「最初の一台」というよりも「家庭用ミシンをすでに使っていて次の一台、どんなミシンにしようかな・・・」と迷っている方の選択肢の一つになりうるミシンです。
特に「職業用ミシン&ロックミシンの2台持ちは場所を取るからな・・・」という方にはおすすめ。
ぜひどんな機能があるのかご覧ください。
直線縫い専用ミシンに変身
なんと、こちらのミシンは直線縫い専用ミシンに変身することができます。
家庭用ミシンは通常、ジグザグ縫いや直線縫い、ボタンホール、飾り縫いなど一台でいろんな縫い方のできるミシンです。
それに対して、職業用ミシンというのは、直線縫い専用のミシンです。
直線縫い専用だからこそ、厚手のものから薄手のものまで綺麗に縫えるのですが、こちらのミシンはその機能を体験することができるんです。
具体的に何がどう違うかというと3つ
1,直線縫い専用の針板
2,直線縫い専用の押さえ
3,フットコントローラー
です。
職業用の押さえ
普段私は職業用ミシンを使っています。
▼私が職業用ミシンを使う理由
そんな私がたまに家庭用ミシンを使うと気になることがあります。それは「押さえが大きい」。
大したことじゃないかもしれないのですが、これが結構違うんです。
押さえが大きいと縫っているときの針まわりが見えにくいんですよ。見えにくいと縫いにくく感じるんです。
それが、職業用ミシンと同じ形状の、細い押さえが付属されています。
職業用の針板
通常家庭用ミシンの針板は、直線縫いもジグザグ縫いも出来る様に、針の通る穴が横長になっています。
それが、このカンターレには小さな穴が一つしかない真っ直ぐ縫うためだけの針板が付属されています。
このおかげで、縫い始めの時の生地の食い込みが抑えられて綺麗に縫うことができます。
フットコントローラー
家庭用ミシンは、基本的には手元のボタンでミシンを操作します。
ですが、職業用ミシンは足元にフットコントローラーがあって足でミシンを操作します。ですので常に両手は手元の生地や縫い目に集中できます。
そんなフットコントローラーが付属で付いています。
ですのでこの3つのアタッチメントをセットすることで、まるで職業用ミシンかと思うような縫い心地を体験できます。
動画で紹介しています
動画で実際に使ってみています。ぜひご覧ください。
◉時間割
0:00~0:44▶︎イントロ
0:45~3:52▶︎ミシンの紹介
3:53~7:52▶︎職業用の針板
7:53~9:39▶︎職業用の押さえ
9:40~11:25▶︎フットコントローラー
11:26~13:17▶︎実践
13:18~13:54▶︎エンディング
初心者さんにも嬉しい押さえ”上送り押さえ”
2枚の生地を合わせて長距離真っ直ぐに縫うとき、ミシンの性能上2枚の生地がずれてしまします。
理由は、ミシンの針板の部分に”送り歯”があって生地を送ってくれるのですが、2枚のうちの下の生地だけを送るようになっています。だから、上の生地が取り残されるので最後の部分で長さが合わなくなる。
上手な人は、自分でずれないように生地を押さえながら縫いますが、初心者さんにはそれがちょっと難しいです。そこでこの押さえを使ってみてください。
上の方の生地も送ってくれるんです。
だから、下の生地は針板の送り歯が上の生地は、上送り押さえが送ってくれる。だから2枚の生地がズレにくいんです。
実際に動画で使っています。
通常の押さえの時と、この上送り押さえを使った時でどのくらい2枚の生地がズレるのか検証しています。かなりハッキリと違いが分かるのでぜひご覧ください。
◉時間割
0:00~0:48▶︎イントロ
0:49~6:28▶︎押さえの紹介
6:29~8:19▶︎通常の押さえで縫ってみた
8:20~10:24▶︎魔法の押さえで縫ってみた
10:25~12:02▶︎エンディング
不器用おじさんが使ってみた
このJANOMEさんのカンターレを実際にとっと(不器用おじさん)が使ってエプロンを作ってみました。エプロン自体はめっちゃ簡単に作れるのでぜひ皆さんも作ってみてくださいね。
▼作り方はこちら
不器用おじさんが特に感動したのが、ジグザグ縫いでした。
ジグザグ縫いにもいろんな種類があって迷うところですが、今回は”14番”のジグザグ縫いをしました。この14番のジグザグ縫いには専用の押さえがあって、生地端をここに揃えてねというガイドがあります。
これが凄かった。通常ジグザグ縫いって、生地端を巻き込んだりしてしまいがちですよね。だから仕上がりがあまり綺麗に見えない。それがびっくりするくらい綺麗に生地端にジグザグができます。
普段生地端処理には、ロックミシンを使っている私にとってジグザグ縫いのスローなスピードが気になるところではあるのですが初心者のトットにとっては全然ちょうど良いスピードのようです。
「安心して縫えるからめっちゃいい」と大喜びでした。
▼不器用おじさんジグザグ縫いに感動
そして、だんだんミシンにも慣れてくると、手元でスピードを調節しながらスムーズに作っていましたよ。あまりにスムーズに縫えるから「俺、もしかしたら不器用じゃなくなったかも」なんて言ってました(笑)
笑えて役立つ制作過程をお楽しみください。
▼不器用おじさん家庭用ミシンに感動
ついに、とっとのエプロンが完成しました。
ミナペルホネンさんの生地で作ったエプロン、めっちゃ可愛いですね。首紐や腰紐を共布で作るのもすごく可愛い!
リネンのエプロンは、乾きやすいし汚れも落ちやすいのですごくおすすめです。
ぜひ作ってみてくださいね。
おすすめ生地
エプロンには、汚れが落ちやすく乾きやすいリネンの生地もおすすめです。
一枚のパーツでできているので柄合わせも気にせず出来ちゃいます。お好みの柄を選んで作ってみてくださいね。
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最後に・・・
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