こんにちは!”ただ服をつくる”のいづみです。YouTubeで洋裁を紹介しています。
今回、今まで私が学んだことをぎゅっと凝縮して自宅にいながら自分の好きな時に好きなだけ学べるように独学専用の完全無料洋裁カリキュラムを用意しました。
”洋裁を学びたいけど通う時間がない!”
”教室や学校が遠い!”
”あまりお金をかけられない!”
という方にとってもおすすめです。
その名も洋裁の基本を12ヶ月で学ぶ”無料カリキュラム”です。
洋裁未経験の方が独学で巾着作りから始めて、型紙なしで作れる簡単なスカートやトップスを作りながらミシンに慣れていき、ベーシックなパンツ作り、そして最後に、基本の台衿付きシャツカラーのシャツを作れるようになることを目標にした12ヶ月の無料カリキュラムです。
※カリキュラム自体は無料で使っていただけますが、道具や生地などの材料費はご負担ください。
たった1年間で未経験の方が中級者レベルになれる洋裁コースといったところです。
では、どんな内容かを詳しく説明していきますね。
※今回の12ヶ月のカリキュラムのチェックリストも作りました♪下記ボタンからダウンロードしてお使いください!
このカリキュラムの概要
このカリキュラムは全部で3つのコースに分かれています。
●1ヶ月〜3ヶ月:完全初心者さん向け”洋裁の始め方コース”
●4ヶ月〜9ヶ月:”パンツの作り方マスターコース”
●10ヶ月〜12ヶ月:”シャツの作り方マスターコース”
全てのコースに次のステップに進むための目安期間を用意しています。基本的には一日に1〜2時間、週に1〜2回程度の時間でこなしていけるカリキュラムになっています。
ただ、それはあくまで目安。
もちろんもっと早く進める方もいらっしゃるし、逆にもう少しゆっくり進めたい人もいると思います。そんな時は、ご自身のお好みのペースで進めてくださいね。
動画を見ながら好きな時間に好きなだけ学べるのが独学の一番大きなメリットです。
あなたのペースで一緒に洋裁を学んでいきましょう。
1ヶ月〜3ヶ月:洋裁の始め方コース(期間:3ヶ月)
※一番最初は洋裁道具を揃えて小物を作るところからスタートします。「もう洋裁道具は揃ってます!」という方や「小物は作れます!」という方は次の「4ヶ月〜9ヶ月:”パンツの作り方マスターコース”」にお進みください。
洋裁道具を揃えるところから
最初の3ヶ月は”完全初心者さん向け”です。完全初心者さんがまず初めにすることは何か。
それは必要な道具を揃えることです。
私の経験上、ストレスなくスムーズに楽しく洋裁を学びたい場合は使う道具がかなり大事です。
ですのでまずは、必要な道具を揃えてください。
洋裁を知らない人にとっては「それはいらないよね??」と思うようなものでも、意外ととっても大事なアイテムだったりします。
私が今まで洋裁をしてきた中で、「これは最低限必要だ!」と思う道具たちを別の記事にまとめていますので、「まずは洋裁道具を揃えるところから」の初心者さんはこの記事をご覧ください!
【余談】私は最初から高価なものはいらないと思ってて、全部揃えても19,000円ぐらいですので安心してくださいね。
この記事では”最低限”で選んでいます。慣れてきたら、より自分好みの道具に変えていってくださいね。
1ヶ月目:小物を作ってみましょう
道具は無事揃いましたか。ここからが”洋裁の始め方コース”の本番です。まずは最初の1ヶ月巾着やポーチなどの小物を作ってみましょう。週に1つか2つを作るペースでこれから紹介する小物を作ってみてください。でも、なぜ小物から作るのか。
それは”ミシンに慣れることが大事”だからです。
この1ヶ月が終われば洋裁の基本の”き”が身に付くと思います。出来るだけわかりやすく、作りやすいものから作ってもらっていきますので安心してくださいね。
小物で作って欲しいもの
次に、具体的にどんな小物を作ればいいのかを紹介していきますね。小物一つとっても意外と洋裁に繋がる大事な技術や工程がありますので、一つ一つ着実に作ってみてください。
まずは枕カバー
この枕カバーは直線縫い2回で完成します。しかも、洋裁に必要な工程が盛りだくさんに入っています。
※枕カバーで経験できること”地の目を通す”、”水通し”、”採寸”、”裁断”、”直線縫い”などなど
詳しくはこの記事で紹介していますので、挑戦してみてください。
※もし時間と興味がある方は、ミシンで縫うことに慣れるために、作るのが簡単な”鍋つかみ”にも挑戦してみてください。
次は巾着を作りましょう
枕カバーは上手にできましたか!?枕カバーが作れたら次は巾着に挑戦してみましょう。この巾着作りの中にももちろん洋裁に必要な工程が詰まっています。
※巾着作りで経験できること”コの字縫い”、”あき止まり”、”三つ折り”などなど
詳しくはこの記事で紹介していますので、挑戦してみてください。
最後は裏地付きファスナーポーチ
ここまでくればミシンに少し慣れてきたんではないでしょうか。最後はポーチを作ってみましょう。しかも、裏地とファスナーが付いているポーチです。
洋服に裏地をつけるとなると、かなり大変そう(汗)というイメージがあるかと思います。でも小物だったら安心でしょ♪いろんな生地に慣れていきましょう。
※ポーチ作りで経験できること”裏地のこと”、”ファスナーの付け方”など
詳しくはこの記事で紹介していますので、挑戦してみてください。
小物作りを通じて、ミシンにはだいぶ慣れましたか。次からはいよいよ服を作っていきます。小物も服も実はそんなに大きくは変わりませんので、小物作りと同じように作っていってくださいね。
2ヶ月目:簡単なスカートやトップスに挑戦
小物が作れるようになった皆さんはもう洋裁の基本ができていると思います。自信を持ってくださいね。では、次に挑戦するものを紹介したいと思います。
次に挑戦するのは”スカート”と”トップス”
スカートやトップスと聞くと、いきなりハードルが上がったように聞こえますが、安心してください。スカートは、型紙なしで作れるものもたくさんあるんですよ。トップスについてもここで紹介するのは、型紙なし、裁断なしのものですので、「型紙を写す」という手間をかけずに洋裁にチャレンジできます。小物作りの延長で、生地が大きくなっただけと気軽にチャレンジしてください。
スカートやトップスでどんなものを作るのか
ここからは具体的にどんなものを作るのかを紹介していきます。紹介するものの中から2つか3つ選んで作ってみてください。選び方は自由です。「デザインが好き」でもいいですし、「簡単そう」でもいいですし、好きなものを選んで挑戦してみてください。
生地を丸ごと使った、裏地付き風ギャザースカート
「いきなり裏地?」「ギャザー?」と思った方もいるかと思いますが、安心してください。このスカートは、必要量の生地を買ってきて生地を整えたら、その生地を裁断をせずにそのまま、まるごと使って作るスカートです。
つまり、型紙不要&裁断不要で作れます。
具体的にどんな生地を使ったらいいのか、生地量はどのぐらい必要なのかは、こちらの記事で細かく紹介していますので、ぜひご確認ください。
スッキリシルエットのタックスカート
このスカートは裁断は必要ですが、型紙は不要です。少しずつレベルアップしていきましょうね。このスカートにもポイントがあります。
今回はタックとサイズ調整がポイント
タックの作り方やサイズ調整の作り方などについては、こちらの記事と記事内にある動画で紹介していますので、ぜひご確認ください。
美シルエットのサーキュラースカート
このスカートは”フレアスカート”とも言いますね。シルエットがとても綺麗なスカートです。
ただ、上の2つのスカートに比べると少々難しく感じるかもしれません。裾を縫うときにアイロンを丁寧にかけることが綺麗に作るポイントです。
このサーキュラースカートでは、洋裁でとっても大事な技法を使います。
それは”かぶせアイロン”です。
この”かぶせアイロン”は皆さんが服を作っていくとかなりの頻度で出てきます。これは絶対に覚えておいていただきたい技法なので、スカートを作りながら覚えてくださいね。
サーキュラースカートの作り方はこちらの記事で紹介しています。
ここからはトップスを紹介します。
簡単チュニック
トップスの中でも、特に簡単なのがこのチュニックです。どれだけ簡単かというと”裁断が1回だけ”で作れちゃうんです。トップス作りはスカート作りと違って少し工程が増えます。
1. 首回りを決める → 2. 袖口を決める → 3. 左右の袖を作る → 4.左右を合体させて首回りを作る → 5. 裾を縫う
といった形で進めていきます。ここでももちろんポイントがあります。
.ポイントは「長さを測って印をつける」です。
ポイントを含めた作り方の詳細は、こちらの記事と記事内の動画で紹介しています。
シンプルなTシャツ
このTシャツは型紙を写さないで作れちゃうシンプルなTシャツです。じゃあ、型紙はどうするのか。
新聞紙を2枚繋げて型紙にします。
洋裁を始めて最初の頃は、洋裁本から型紙を写すのが結構大変だったりしますよね。なので、簡単に型紙が作れるこの方法を考えました。どんな型紙なのか、どうやって作るのかはこちらの生地で紹介しています。
作り方は、首回りをバイアステープで作る方法と、見返しというパーツを作って作る方法と2種類用意しました。どちらもお好みで選んでください。
個人的には、見返しで作る方がパーツが増えるので手間がかかるように感じますが、結果的に作りやすくて誰でも綺麗に仕上がると思っています。
ここまでで2ヶ月目が終了です。次はちょっと本格的なパンツに挑戦していきます。
3ヶ月目:パンツに挑戦
まず3ヶ月目の内容に入る前に一言だけ。ここまで進めて来れた方は本当に凄いです!
でもきっと「いや、裏側は見せられません」という方が多いだろうなー(笑)
でもね、それはこの先ずーっと思うこと。私も作った服の裏側は見せたくない(笑)いいんですよ。それで。自信を持ってください。何より、ここまで続けて来れている方はきっと服作りが好きなんだと思います。なので、このまま一緒に続けましょう♪
いよいよ本題、次に挑戦するのはパンツ作りです。
「いやまだまだパンツなんて無理…」と思うかもしれませんが、全然無理じゃないです!理由は簡単。実際に私が最初に作ったものがパンツだったからです。
私はここまできた皆さんと違って小物作りや、スカート作りはぶっ飛ばして、いきなりパンツから作り始めました(笑)
なぜかというと。
私の息子は足にハンデがあって市販の服が着れず、どうにかしなきゃと”必要に迫られた結果”、全く服を作ったことがない私がいきなりパンツ作りに挑戦せざるを得なかったんです。
なので、おそらく洋裁初心者の他の誰よりもパンツを作った事があると思っているし、恐ろしい数の失敗もしました(笑)だからこそ、みんなが失敗しやすいところが分かるし、上手に作るポイントもたくさん知っているので、パンツの作り方を教えるのには実は自信があります。
もちろん最初は難しくない「ポケットなしのパンツ」から。
この「ポケットなしのパンツ作り」の記事については、私がパンツ作りに必要な工程を細かく分けて一つ一つ動画にして紹介した「パンツの基礎講座」をまとめた記事になります。先程お伝えした、私が今まで失敗に失敗を重ねて身に付けた内容や洋裁学校・プロの先生から学んだことをぎゅっと詰め込んだ自信作の記事になりますので、ぜひゆっくり自分のペースで挑戦してみてください。
ただ、かなり昔の動画なので今とかなり話し方とかギコチナイです(笑)
おそらく初めて作るとうまくいかないところや、納得いかない仕上がりになるかもしれません。でも必ずこの3ヶ月後には今とは比べ物にならないくらい上手になっています。それを楽しみに頑張ってください。
私は、最初は部屋着を作る感じで作っていました。
4ヶ月〜9ヶ月:パンツの作り方マスターコース(期間:6ヶ月)
さて、洋裁の始め方コース修了です。お疲れ様でした。
「私ってセンスない」とか「やっぱり難しいな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。でもね、それはみんなそう思ってるんです。こんなに早く、完璧にできたら10年続けている私はどうなるのでしょう・・・(笑)ここから、ステップアップしていくんです。
ウキウキしながら次に進んでくださいね。
まずこのコースの流れについて説明させていただきますね。パンツの作り方マスターコースでは3つのステップを用意しています。この3つのステップを6ヶ月間を目安にゆっくり、じっくり皆さんのペースで進めていきパンツ作りをマスターしてください。
3つのステップの紹介
Step1:(復習)ポケットなしの基本のパンツを1着作る
Step1は「洋裁の始め方コース(期間:3ヶ月)」の3ヶ月目で挑戦したポケットなしのパンツになりますので、復習になります。「ちょっと不安だからもう一度作ってみよう」という方のみ挑戦してみてください。
Step2:ポケットのあるパンツを4種類作る
Step2ではポケットのあるパンツを4種類作っていただきます。ポケットの作り方はもちろん、ロックミシンを使わないで作るパンツや裏地付きのパンツなど色々なパンツを作ります。※さらにStep2では余裕がある方への”追加課題”として「自分の体に合わせた簡単な型紙の直し方」も紹介していますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
Step3:前開きファスナーのパンツ作る
Step3はいよいよ最終課題です。ウエストゴムのパンツではなく、市販のパンツのような前開きファスナーのパンツを作ります。ここまで作れるようになったら、”もうパンツ作りはマスターした!”と自信を持っていただけるかと思います。なんてったって市販と同じようなパンツが作れるようになってますからね。
これがこのコースで学んでいただく3つのステップです。では、それぞれのステップを細かく紹介していきますね。
Step1:(復習)ポケットなしの基本のパンツを1着作る(約1ヶ月間)
Step1は先程もお伝えした通り復習になります。「もうここは大丈夫!」という方はStep2にお進みください。「もう一回作ってから進みたい。。。」という方は下記記事から挑戦してみてくださいね。
※ちなみにStep2の一番最初の課題が「Step1で作ったポケットなしのパンツにパッチポケットを作る」になりますので、ポケットなしパンツのご用意がない方も下記記事を参考にポケットなしのパンツを作ってご用意ください。
Step2:ポケットのあるパンツを4種類作る(約4ヶ月間)
パンツ作り①:パッチポケットのパンツ(目標:2週間)
まずはパッチポケットをパンツに付けることからスタートします。下記記事を参考にStep1で作ったポケットなしパンツにパッチポケットを付けてみましょう。
※下記記事の中にはパッチポケットの作り方を5つ紹介しています。上から順に簡単なパッチポケットになりますので、5つの中から1つを選んで2週間の間に完成させてください。
パンツ作り②:ワイドパンツ(目標:2週間)
次は、ワイドパンツです。このワイドパンツはシームポケットですので、ワイドパンツを作りながらシームポケットも学んでいただきます。ちなみに、このワイドパンツは普段使いができるので、私のお気に入りです。パンツの中で一番作ってるパンツがワイドパンツです。下記記事で作り方を工程ごとに分けて紹介していますので、ぜひ挑戦してみてください。
パンツ作り③:腰ポケットのパンツ(目標:4週間)
いよいよ腰ポケットのあるパンツです。このパンツが作れるようになったら、ほぼ市販のパンツが作れるようになったと言って過言ではありません。その分少し難易度が上がりますので、腰ポケットの作り方だけをまとめた記事を参考にしながら、実際に腰ポケットが付くパンツを1着作ってマスターしましょう。
【腰ポケットがあるパンツ(リラックスパンツ)】
▼第1回:型紙編
▼第2回:腰ポケット編
【腰ポケットだけをまとめた記事】
パンツ作り④:パンツに裏地を付ける方法(目標:4週間)
今まで色々なパンツを作ってきていただきましたが、最後の課題はパンツをワンランクUPさせる方法です。この課題については他の課題のように実際に裏地付きパンツを作るものではなく、裏地の付け方を下記記事から学ぶ課題になります。ここで裏地の付け方を学んでいただき、今後新しいパンツを作るときにぜひ挑戦してみてください。
パンツ作り(おまけ):おり伏せ縫いで作るパンツ(目標:4週間)
皆さん”おり伏せ縫い”って知っていますか。普段生地端の処理はロックミシンを使ったり、ジグザグ縫いで処理すると思いますが、ロックミシンやジグザグ縫いを使わずに生地端を処理する方法が”おり伏せ縫い”です。色々な縫い方を知ることは洋裁がより面白くなる要素だと思いますので、おまけとして紹介させていただきます。興味のある方は、ぜひ下記記事から”おり伏せ縫い”を勉強してみてください。
Step2(追加課題):型紙サイズを直す方法
※ここからは追加課題の紹介です。「自分の身体に合わせて型紙を直したい。。。」という方向けの内容になりますので、次に進みたい方は「シャツ作りマスターコース」にお進みください。
ここまで色々なパンツを作ってきた方の中で「もう少し短くしたい」「もう少し太くしたい」などなど、自分の身体に合わせて型紙を直したくなる人もいらっしゃるんじゃないかなと思っています。
そんな人のために、下記記事で悩み別にパンツの型紙の直し方を紹介しています。ぜひご自身の悩みに合わせてご活用ください。
Step3:前開きファスナーのパンツを作る(約1ヶ月間)
いよいよ「パンツの作り方マスターコース」の最後のステップです。最後は前開きファスナーのパンツを作ります。作るといっても実際に前開きファスナーのパンツを作るのではなく、前開きファスナーの作り方を下記記事で紹介しいますので、あとはどのパンツを前開きファスナーで作るかは皆さん次第です。
ここまで色々なパンツを6ヶ月かけて作ってきて皆さんであれば、作りたいパンツをご自身で選ぶこともできると思いますので、それを含めて「パンツの作り方マスターコース」の最後の課題がこの「前開きファスナーのパンツを作る」になりますので、ぜひ最後に頑張って挑戦してみてください。
ただし、このパンツは難易度高めなので後回しにしていただきてもOKです!無理せずチャレンジしてみてください。
10ヶ月〜12ヶ月:シャツの作り方マスターコース(期間:3ヶ月)
パンツの作り方マスターコースの修了お疲れ様でした。
あんまり頑張りすぎると、パンツに追いかけられる夢にうなされそう(笑)そうならないように、くれぐれもゆるーく進めてくださいね。
では、最後のコースに進みます。
パンツの作り方マスターコース同様、まずこのコースの流れについて説明させていただきますね。シャツの作り方マスターコースでもステップを3つ用意しています。この3つのステップを3ヶ月間を目安にゆっくり、じっくり皆さんのペースで挑戦してください。
3つのステップの紹介
Step1:袖のあるトップスかワンピースを2着作る
Step1からいきなりシャツを作りません。ちょっと安心でしょ(笑)準備運動として比較的な簡単なトップス、ワンピースを紹介しますので、その中から2着選んで作ってみるのがStep1の内容になります。
Step2:基本の台衿付きシャツカラーのシャツを作る
Step2から本格的にシャツを作っていきます。作るシャツは基本となる台衿付きのシャツカラーです。パンツの作り方マスターコースを終了して、トップス・ワンピースを2着作った皆さんなら絶対作れますので、安心してくださいね。
Step3:もう1着シャツを作る
Step3ではもう1着シャツを作ってもらいます。「ん。。。どういうこと?」と思うかもしれませんが、これがシャツ作りをマスターするために非常に大事なことだと私は思っています。作り方を覚えるため、コツを覚えるため、自分なりのポイントを掴むために1着目で上手くいったこと、上手くいかなかったことを覚えている間に2着目を作る。これが重要なんです。
Step1:袖のあるトップスかワンピースを2着作る(約1ヶ月間)
まず最初に袖のあるトップスかワンピースを2着作ってみましょう。ワンピースが苦手な方はトップス2着でもOKです。
見た感じのデザインが同じでも、シルエットが全然違うので自分好みのシルエットを探してみてください。何を作るかについてはご自身で選ぶでも構いませんし、下記記事から私がおすすめするトップス、ワンピースを2着作るでも問題ないので、好きなデザインのトップス、ワンピースを選んで作ってみてください。
ちなみに、いきなりシャツを作らずにシンプルなトップスやワンピースから作り始める理由についてもお伝えします。その理由は”袖を付ける”という工程が最初の難関だからです。
なぜ”袖を付ける”工程が最初の難関なのか。
それは全く逆の向きのカーブを縫い合わせることになるからです。
型紙を見ていただくと分かるともいますが、ここが私としてはパンツやスカートとの一番の違いで、最初に難しく感じるところだと感じています。だから最初に”袖を付ける”ことに慣れるためにシンプルなトップスやワンピースに挑戦してもらいたいと思っています。
もちろんお手持ちの洋裁本で、お気に入りのものがあればそれでもOKですよ。とにかく”袖付け”にチャレンジしてみてください。
Step2:基本の台衿付きシャツカラーのシャツを作る(約1ヶ月間)
いよいよシャツ作りです。まずは基本の台衿付きシャツカラーを作ります。「ちょっとまだ心の準備が。。。」という方もいるかと思いますが、最初の1着目は上手くいかない人がほとんどですし、それでいいと私は思っています。※もちろん私も1着目は上手くいきませんでしたし、何なら2着目、3着目も不満な仕上がり( ;∀;)今でも生地によっては上手くいかない事があります。
なぜ上手くいかなくていいのか。
それは、いつまでも簡単なものを作っていると全然成長できないからです。
小さいパーツがたくさんあったり、接着芯を貼ったり、縫い代をカットしたり・・・いきなり難易度が上がる感じがすると思います。ですが、ここまでパンツやトップスを作ってきた方なら基本が出来ています。なので、無理にでも少しハードルを上げてシャツにチャレンジすることが早くステップアップするコツだと思っています。
もちろん作り方は下記記事で一つ一つ丁寧に工程別で紹介していますので、安心してください。この記事も私の自信作です。今まで私が学んだこと、経験したことを惜しげもなく詰め込んでいますので、ぜひ勇気を出してシャツ作りの一歩を踏み出してください。
Step3:もう1着シャツを作る(約1ヶ月間)
皆さん1着目は完成しましたか?これからStep2でシャツを作るという方もいるかもしれませんが、大事なことなので、先にお伝えしておきます。
1着目を作ったらそのまま間をあけず、すぐにもう1着作りましょう。
上記「3つのステップを紹介」のところでもお伝えしましたが、もう一度お伝えします。
続けてもう1着作ることがシャツ作りをマスターする上では凄く大事なことです。
同じものを何度も繰り返し作ることで、作り方を覚えることができ、コツを覚えることができ、自分なりのポイントを掴むことができます。なので、前回の上手くいかなかった部分や上手くいった部分を覚えている間に2度目を作るということに挑戦してください。
きっと、前回出来なかったところがなぜ上手くいかなかったのかが分かるようになります。そして、それを踏まえて気をつける事ができる。そうすることで自分なりのポイントを掴むことが出来てステップアップできるんです。
実際に今私は、裏地付きスカートにコンシールファスナーをつける方法を勉強中です。みんなにも分かりやすく作り方を紹介できるようになるために、既に4着同じスカートを作っています。が、あともう一回くらい作りたい。
1回目よりも2回目。2回目よりも3回目。だんだん自分が何回やっても上手くいかないところや、気をつけるべき所が分かるようになってきています。
マスターできるように頑張る!!
最後に、、、
皆さん、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。まだこの記事を読んだだけという方や全てのマスターコースの内容をクリアした方もいると思いますが、皆さんの貴重な時間を使ってここまで読んでいただいことにまず御礼を言わせてください。本当にありがとうございます。
最後に、ここまで読んでいただいた皆さんの中で、「自分一人じゃ無理。。。」と思っている方や「サイズが合わない。。。」と思っている方、「全部終わったから次は何をすればいいの」と思っている方に向けて私がお伝えできることをまとめていますので、お時間ある時にご覧いただけると嬉しいです。
これからも皆さんが洋裁をもっともっと楽しめる、少しでも洋裁技術が上がるといった内容のコンテンツをブログや動画で紹介していきますので、ぜひ楽しみにしてください。
「自分一人じゃ無理だ。。。」と思っている方へのメンバーシップ制度
私は普段「独学で洋裁を頑張っている方」に向けてYouTubeで動画を作っていますが、分からない時は質問もしたいですよね。
そんな方のために洋裁系YouTubeチャンネル”ただ服をつくる”のメンバーシップで、月額1,190円のオンライン洋裁教室を行っています。
週に1〜2回ライブ配信を行っていますのでライブ配信の時に質問出来たり、ライブの時以外にもメールやコメントで質問やリクエストも受付けています。
YouTubeでは紹介できないようなコートや裏地のある服などの少し本格的な洋裁を一緒にライブで行っているのでステップアップをしたい人にも喜んでいただいています。
※他にもメンバーシップの方限定で、洋裁初心者さんがコートを作れるようになることを目標にYouTubeの動画をまとめたブログ記事”ただ服自習室”とかも人気ですので、下記記事からどんな内容なのかをぜひご確認ください。
どうでしたか?「自分一人じゃ無理かも。。。」と思っている方のサポートをするメンバーシップになっていますので、ご興味ある方はぜひ遊びに来てください。
▼メンバーシップの加入はこちらから♪
ちょっとレベルが高い「型紙の直し方」
シャツを完成することができた方への質問です。
シャツの着心地やデザインはどうでしたか?
もう少しバスト周りを大きくしたい。袖丈を短くしたい。衿の形を変えたい。もう少しこんなデザインにしたい。そんな風に思いませんか?
実は、”シャツの作り方マスターコース”としては3ヶ月で終了でOKなんですが、せっかくならより自分好みの洋服が作りたくなりますよね。そんな方に向けて色々なアレンジ方法をまとめましたので、ぜひ自分なりのアレンジを楽しんでください。
体に合わせて型紙を直す
洋裁本の型紙は平均的な身体に合わせて作られています。
例えば、テストの平均点が50点だとすると100点の人もいれば0点の人もいますよね。つまり平均点そのままの人はほぼいないということ。
服のサイズもそうです。
ですので、自分の体に合わせて直してみてください。
▼型紙の直し方7種
好きなデザインに型紙をアレンジしてみる
洋裁本の型紙を使ってシャツを作るとき「もっとこんなデザインが良いな」と思った方はぜひご自身で型紙をアレンジしてみてください。
衿の形は意外と簡単に変えることができるんですよ。
シャツの前中心の”あき”も変えることでまた少し違ったデザインのシャツが完成します。
短冊あきや比翼あきなんてものに挑戦してみるとまた違った雰囲気の手作りには見えないシャツが完成します。
せっかく作るんだから時間をかけて自分好みのシャツを研究してみてください。
▼YouTube”ただ服をつくる”はこちらです。ミシンの使い方、可愛い生地の紹介、作り方などなどを紹介していますので、洋裁を長く楽しみたい方はチャンネル登録がおすすめです。
おまけ
”ただ服をつくる”って何!?
私が”ただ服をつくる”を始めたきっかけ
また、私のYouTubeチャンネルとインスタグラムは下記からご覧いただけます。
■YouTube:ただ服をつくる
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